
2011年3月11日。
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)が発生した日。
日本の観測史上最大規模となるマグニチュード9.0の巨大地震は、東北地方を中心に甚大な被害をもたらしました。
地震による揺れだけではなく、その後に発生した巨大な津波によって多くの人々のそれまであたり前だったはずの日常や命が奪われました。
死者は15844人。行方不明者は3394人。全壊建物は128529戸。
そして、死者の92.4%は津波による溺死です。
自分も東日本大震災を経験した一人です。
当時は4歳だったため、鮮明な記憶はほとんど残っていません。
しかし、揺れの恐怖や家族・周囲の慌ただしい様子など断片的な記憶は今でも残っています。
あの日から年月が経ち、当時を知らない世代や、少しずつ記憶が薄れつつある人々も増えています。
今回は、津波によって被害にあった方や犠牲になった方を新聞やニュース等で見る数字としてだけでなく個々に追悼したいという目的で、東北地方太平洋沖地震によって発生した津波をもとに制作されたゲーム「9.03m」を紹介します。
「9.03m」とは
このゲームは2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震によって発生した津波をもとに作られたチャリティー作品です。
舞台はサンフランシスコのベイカービーチ。
津波発生後の長年にわたる津波の漂流物が海岸に打ち上げられており、プレイヤーは波打ち際を歩き漂流物一つ一つに触れ、震災によって失われた人々の存在に思いを巡らせるゲームです。
ゲーム性はなく、プレイヤー自身が体験する映像作品に近い作品です。

このゲームを体験した感想
このゲームをプレイした後、東北地方太平洋沖地震の恐ろしさを改めて感じました。
この記事を作成する際に、改めて東日本大震災について調べましたが、想像以上に悲惨な被害だったことを知りました。
日本で発生した地震にもかかわらず、津波によって海外にも影響が及んでいたことを、今回初めて知りました。
ゲームをプレイし、月明かりが照らす波打ち際を歩きながら蝶を追っていると漂流物を見つけます。
漂流物に近づく前に、そこに持ち主であろう人影が現れます。
しかし、漂流物に近づくと人影は消えてしまいます。



女の子の影には「くまのぬいぐるみ」、男の子の影には「機関車のおもちゃ」、夫婦の影には「オルゴール」などそれぞれの人生や思い出を感じさせる漂流物が登場します。
そこにあったはずの日常や、持ち主の思い出が津波によって失われてしまったことを感じました。



ただ漂流物を見るだけではなく、「どんな思い出や人生が詰まっていたのか」と想像することで、震災による被害を一人ひとりの出来事として考えるきっかけになりました。
まとめ

東日本大震災の日を忘れてはいけない。
このゲームをプレイして改めて感じたことです。
誰にでも気軽におすすめできる作品ではありません。
しかし、震災の記憶や失われた日常について考えるきっかけを与えてくれる作品です。
短い時間で考えさせられる心に残る作品でした。


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